女性の尿漏れの殆どは「腹圧性尿失禁」です。

女性の尿漏れに多い腹圧性尿失禁

尿漏れ(尿失禁)は、尿意がない時にトイレ以外の場所で尿が漏れてしまう症状ですが、この尿漏れで悩んでいる人は、日本全国で800万人前後もいると言われます。

尿漏れの経験者は特に女性に多く、40歳以上の女性の約半数が経験していると言われます。そして、その原因の大部分は「腹圧性尿失禁」です。

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腹圧性尿失禁とは

女性の尿漏れの原因のトップにあげられるのが「腹圧性尿失禁」です。この腹圧性尿失禁は、「骨盤底筋」のゆるみにより生じます。

私たちの下腹部には、膀胱や子宮や膣、卵巣、尿道などの大切な内臓が骨盤の中に保護されていますが、そのような内臓を支えている筋肉が「骨盤底筋」です。

加齢によりこの骨盤底筋が弱り、ゆるんでくると膀胱や膣も下がり、尿道が圧迫されるようになります。そこにくしゃみや咳などで圧力が加わるとちょっとした力でも尿漏れが起きてしまうのです。

重いものを持って立ち上がろうとした時に尿が漏れる、笑ったはずみに尿が漏れる、長時間歩いた時に尿が漏れるなどは、殆どが「腹圧性尿失禁」です。

女性の尿道は男性に比べて短く、骨盤底筋ももともと弱いために、ゆるみやすくなると言われています。また、がんこな便秘や肥満の場合も膀胱や尿道を圧迫し、尿漏れを起こしやすくなる事があります。

腹圧性尿失禁を改善するには?

骨盤底筋がゆるむために起こる「腹圧性尿失禁」は、症状が軽い場合はこの筋肉を鍛える事で尿漏れを防ぎ、改善する事ができます。

骨盤底筋が機能しているかどうかを知るために、トイレに行った時に尿を途中で止めてみてください。尿の出が遅くなるようなら、骨盤底筋がきちんと収縮しているので、尿漏れは起こしにくいと言えます。逆に変わらないようなら、筋肉が弱り、ゆるんでいる可能性があります。

骨盤底筋を鍛えるには、肛門や膣をギューっと締めて10秒くらいたったら力をゆるめて30秒くらいリラックスするという方法を10回ほど繰り返すという方法があります。

また、肛門や膣をすばやく締めたりゆるめたりするというトレーニングも有効です。このようなトレーニングを3ヶ月ほど続けると、腹圧性尿漏れの3人に2人は改善されます。尿漏れを起こしていない方も、このトレーニングを行う事によって尿漏れの予防をする事ができます。

また、尿漏れが心配だからと水分をとらないでいると、かえって濃くなった尿が膀胱を刺激して尿意を感じやすくなります。血液濃度が濃くなる事により脳卒中の危険性もありますので、尿漏れの症状のある方は、適度な水分補給を心がけてください。

便秘や肥満も要注意です。がんこな便秘は、膀胱や尿道を圧迫し尿漏れの症状を悪化させます。肥満も常におなかに圧力がかかる状態になるため、ちょっとした事で尿漏れを起こしやすくなります。

骨盤底筋トレーニングなどで改善できない尿漏れは、他の原因が考えられますので、思い切って専門医を受診しましょう。内服薬や手術で改善する方法もあります。

また、高血圧治療薬などの薬の副作用で尿漏れを起こしている事もあります。このような場合は薬を変えるだけで改善できる可能性があります。

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