化粧品かぶれの症状が出たら早めに対策を

化粧品かぶれの症状と防ぎ方

化粧品を使用した事による皮膚の異常を「化粧品かぶれ」と言っています。

化粧品かぶれは、一年中いつでも起こる可能性がありますが、特に肌が乾燥する秋から冬、春先にかけて増加します。

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また、化粧品かぶれは化粧品の他、石鹸、洗顔料、シャンプーやリンス、整髪料、染毛剤、日焼け止めクリームなどでも起こる可能性があります。

次のような症状が現れた場合は、早めに対策を取りましょう。

化粧品かぶれの症状

化粧品かぶれの症状は、大きく分けて次の2つのタイプがあります。

(1)化粧品類の成分が直接関係する刺激性皮膚炎
化粧品の成分が直接肌に影響を与え、皮膚が赤くなったり、かゆくなったり、ニキビができたり、ひどくなると皮がむける場合もあります。

これは、化粧品の中のある成分が何度も皮膚と接触するうちに、皮膚がその成分に敏感になってしまい、感作反応をおこすためです。

この感作反応を起こすまでの期間は個人差があり、数日でかぶれを起こす人や、数年後に起こる人もいます。

また、生理中でホルモン分泌が変化している時や体調が悪い時、秋から冬にかけて肌が乾燥していてバリア機能が低下している時などにも起こりやすくなります。

刺激性皮膚炎は、慢性化すると皮膚が硬くなってかゆみがひどくなることがあります。

(2)アレルギー反応によるアレルギー性接触皮膚炎
突然、肌がむくんだり、顔がほてって来たり、赤くなって発疹が出たり、かゆみが出るなどの急性の症状が現れます。

アレルギー反応による皮膚炎は、季節や肌の状態に関係なく、体のどこに塗っても発疹などの症状が出るのが特徴です。

このような急性の「化粧品かぶれ」の症状が出た場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

皮膚科では、主に炎症を抑えるためのステロイド外用薬やかゆみを抑える抗ヒスタミン剤が使われます。

また、炎症が特にひどい場合はステロイド内服薬が処方される事もあります。

アレルギー性のかぶれの場合は、その化粧品の使用をすぐに中止すれば、後に害を残す事はありません。

化粧品かぶれを防ぐには?

初めての化粧品を使用する場合は、腕などの目立たない部分に塗って、異常がない事を確かめるようにしましょう。

腕の内側の柔らかい部分に直径2cmくらいを目安に1日2回塗ってください。

3日ほど繰り返し、赤くなったりしない事を確認してから使用するようにしましょう。

肌が敏感な方や、アレルギー反応による化粧品かぶれを起こしたことのある方は、パッチテストを行ってから使用するようにしましょう。

パッチテストは、自分でも簡単に行う事ができます。
まず、腕の内側などに少量の化粧品をつけ、テープで覆います。テープの上に油性ペンなどで番号を書いておくと何種類かの化粧品を同時にテストする事ができます。

2日間そのままにして、その後テープをはがします。アレルギー反応を起こす場合は、化粧品をつけた部分が赤くなるので、その化粧品は使わないようにしましょう。

上記のような方法で異常がなくても、数日後とか、数ヵ月後、あるいは数年後に感作反応が出て、化粧品かぶれの症状が出る場合があります。

そのような化粧品かぶれを防ぐには、化粧品の原料にかぶれを起こすような成分が入ってないかどうかをチェックしておく必要があります。

着色料や香料は「化粧品かぶれ」を起こす代表的な成分です。また、石鹸や洗顔料などに含まれている界面活性剤による刺激も皮膚に悪影響を与えます。

その他、クリームや口紅に含まれている乳化剤や防腐剤、染毛剤に含まれている酸化剤なども要注意です。

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