どんなビタミンでも過剰摂取は副作用の危険が・・・。

ビタミンの過剰摂取と副作用

サプリメントが手軽に購入できる時代になり、利用する人も増えています。その中でも健康維持に必要なビタミン剤は色々な種類のものが売られています。殆どのビタミンは体内で合成されないため、不足しがちな場合はサプリメントから摂る必要もあるかも知れません。

しかし、比較的安全とされるビタミン剤でも過剰摂取による副作用(ビタミン過剰症)がある事を知っておいてください。

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水溶性ビタミンと脂溶性ビタミン

ビタミンは水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けられます。水溶性ビタミンは、過剰摂取した場合、尿として体外に排出されるため、副作用は殆ど起こりません。しかしどんなビタミンでも分解する過程で肝臓などに負担がかかっており、一過性の下痢や嘔吐などの過剰症が出る場合があります。

特に水溶性ビタミンの代表とも言えるビタミンCは、過剰摂取により、尿の潜血反応に影響が出たり、尿路結石などの副作用も指摘されています。水溶性ビタミンの場合は必要以上に摂取しても無駄になる分も多いため、やみくもにたくさん飲むよりは、毎日必要量を摂るという事が大切です。

水溶性ビタミンには、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチンなどがあります。

一方、脂溶性ビタミンは体に吸収されやすく、過剰に摂取した場合は肝臓や体内の脂肪組織などに貯蔵され、蓄積します。脂溶性ビタミンは尿などから排出されないため、副作用が出やすいのです。

通常の食生活により食品から摂る脂溶性ビタミンは過剰症を心配する必要はありませんが、サプリメントやビタミン剤、または飲料などから多量に摂る場合は注意が必要です。

脂溶性ビタミンには、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンKなどがあります。

ビタミン過剰摂取による具体的な症状

●ビタミンA過剰症
頭痛、顔面紅潮、皮膚の乾燥、筋肉痛、食欲不振、関節痛、皮膚色素沈着、脳圧亢進、急性中毒、胎児奇形、仮性脳腫瘍、吐き気、嘔吐など。

●ビタミンC過剰症
下痢、尿路結石、腎不全など。まれに尿の潜血反応が擬陽性になる事があります。

●ビタミンD過剰症
食欲不振、吐き気、頭痛、皮膚のかゆみ、腹痛、筋緊張低下、脱水症、下痢、便秘、多尿、腎石灰化、腎不全、尿路結石、高血圧症、不眠など。

●ビタミンE過剰症
皮膚のかゆみ、ほてり、むくみ、胃の不快感、頭痛、疲労感、筋力低下など。また、最近の研究では、ビタミンEを摂りすぎることにより、「骨粗しょう症」を引き起こす可能性があることがわかりました。

●ビタミンK過剰症
新生児溶血性貧血、過ビリルビン血症、大人の溶血性貧血、血液凝固能の亢進など。

ビタミン過剰症を防ぐには?

食糧難の時代には、ビタミンの不足による脚気や壊血病、くる病、夜盲症などの「ビタミン欠乏症」が問題になっていましたが、現代の先進国では殆ど見られなくなりました。

しかし、インスタント食品やファストフードなどがあふれ、野菜不足によるビタミンの摂取不足が問題になって来ています。加えて農薬の使用により野菜類に含まれるビタミン類が減少している事もあり、それを補うためにサプリメントを摂る人が増えています。

しかし、ビタミン類の過剰摂取には危険が伴う事も忘れないようにしましょう。ビタミン類はできる限り食品から摂り、不足分を補う形でサプリメントから摂るのが理想です。

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