インフルエンザ予防に塩うがいが有効
インフルエンザや風邪の予防としてうがいや手洗い、マスクの着用などが励行されていますが、実はこの「うがい」は、日本独特のものです。
そして昔から風邪予防には、「塩水でうがいをすると良い」と言われてきました。しかし、殺菌力の強いヨウ素系うがい薬が出回るにつれ、いつしか忘れ去られてしまったようなところがあります。
ヨウ素系うがい薬は、独特の味と匂いがするため苦手な方も多く、中にはヨウ素アレルギーの方もいます。
そこで見直されて来たのが、「塩うがい」です。
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「塩うがい」は、江戸時代の貝原益軒の「養生訓」にも記されているように、古くから塩の殺菌作用や防腐効果は注目されていました。
塩は漬物や味噌、しょう油などに広く使われて来た事からもわかるように、天然の殺菌薬にもなるのです。
何と言っても「塩」は食品であり、ヨウ素系うがい薬のような刺激的な匂いもなく、子供からお年寄りまで安心して使えるというのも魅力です。
塩うがいの方法
外出先から戻ったら、まず手洗いとともに、塩水でうがいをする事を習慣づけましょう。
「塩うがい」をするには、まず塩ひとつまみを入れたコップに水を入れ軽くかき混ぜます。次にこの塩水を口の中に含んで唇は閉じ、ほっぺたを動かしながら口の中にまんべんなく行き渡らせます。その後上を向いて「ガラガラガラ」と、のどの奥を洗ったら塩水を吐き出します。これを2~3回繰り返します。
ぬるめの緑茶に塩をひとつまみ入れたものでうがいをすると、緑茶に含まれるカテキンの殺菌効果と塩の殺菌効果の相乗作用で、インフルエンザや風邪の予防により効果があると言われますので、ためしてみてください。
インフルエンザウィルスは、のどの粘膜に付着すると、30分で体内に侵入すると言われます。できれば、30分ごとにこまめにうがいをするようにしましょう。
また、このようなすばらしい「うがい」の習慣を世界中に広めて、ウィルスの蔓延を少しでも防ぎたいですね。
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