薬を飲む時は副作用に注意
どんな薬にも副作用がある事を知っておきましょう。
薬は人体に何らかの作用を及ぼして病気の治療に役立てるものであるため、どんな薬にも副作用の可能性はあると言えます。
薬を用いた時、治療の目的にかなった作用を薬の主作用と言い、治療上不必要で時には有害となる作用を副作用と言っていますが、どんな薬でも両方の性質を持っているのです。
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そしてまた、注意しなければならないのは、重い病気に良く効く薬ほど副作用も強力であるという事です。
たとえば抗がん薬などは、主作用の効果と副作用の重さを比較した上で薬を使うという選択がなされます。医師が患者に薬を処方する場合、その薬の用法や飲み方に加えて副作用についても説明する事になっていますので、納得が行くまで良く聞く必要があります。
薬の副作用が起こるのはどんな時か
●他の薬との飲み合わせによる。
他の疾患で薬を飲んでいる時、相互作用で副作用が起こる場合があります。飲んでいる薬がある場合は、必ず医師に伝える必要があります。
●規定量以上に飲んだ時
薬は多量に飲めば良いというものではなく、決められた量以上に飲めば副作用が起こる可能性があります。
●体質による場合
薬物過敏症(薬物アレルギー)や特異体質の場合に副作用が起こる場合があります。
●体調が悪い時
体調が悪い時に薬を飲むと副作用を起こしやすくなります。
【副作用を起こしやすい薬と主な副作用】
・鎮痛薬・・・胃腸障害、腎障害、肝障害、アレルギー
・精神安定剤・・・めまい、ふらつき、妄想
・胃腸薬・・・眠気、のどの渇き
・抗生物質・・・胃腸障害、難聴、腎障害、アレルギー
・抗ヒスタミン剤・・・頭痛、眠気、発疹
・強心剤・・・胃腸障害、不整脈、視力障害
・利尿剤・・・脱水症状、疲労感、起立性低血圧
注意すべき薬の副作用
特に次のような症状が現れた場合は、早急に医師または薬剤師に相談しましょう。
●薬疹
薬が原因の湿疹を薬疹と言いますが、薬を服用してから数分で現れる場合や2~4日後に現れる場合もあります。
●尿や便の変化
尿の色や便の色が濃い色になったり、量が減ってしまった場合。また下痢が続いたり、便秘が続いたりする場合も要注意です。
●眠気・不眠
鎮痛薬や風邪薬、アレルギー関連の薬などは服用後、眠くなる場合がありますが症状がひどい時は医師に相談しましょう。不眠の場合も同様です。
●アナフィラシキー症状
ショック症状とも言われるアナフィラシキー症状は、最も重大な副作用です。薬に対するアレルギーが強く出て、呼吸困難やじんましんなどが出ます。時には血圧低下、意識障害が出る場合もあります。
一刻を争いますので、すぐに近くの病院で診察を受けるか、または救急車を呼びましょう。
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